最初、僕はブログを副業でやっていましたが、今はブログ中心で時間を管理しています。
まだまだ独立するほどの収入は伴いませんが、再びサラリーマンとしてフルタイムで働くことは今のところ考えていません。
なぜブログを本業にしていきたいと強く想ったのか、会社で生きづらさを感じていたというのも大きな理由でしたが、もう一つ、「もう会社で働くのはやめよう」と強く想ったタイミングがありました。
それは、僕だけでなく誰もが抱える可能性のあるもの。
「働き方改革」と言われる今の時代ですが、今一度自身の働き方を考える上で何か参考になれば嬉しいです。
ブログを本業にしたいと思ったもう1つの理由
最初、僕はブログを副業として書いていて、本業として会社で働いて収入を確保しながら少しずつブログを進めていました。
しかし、サラリーマンとして働く中で生きづらさを感じていて、いずれはブログを本業にしていくことは考えていました。
その頃、僕にはもう一つ抱えていた問題があったのです。
それは、子供の頃から一緒に育ってきた猫の病気。
僕は猫好きの一人ですが、その猫は僕が学校の集団生活で生きづらさを感じてきたときもずっと一緒にいた猫だったので、病気のことを知ったときはかなりショックを受けたことを覚えています。
猫は年をとっていたこともあり、結構重い病気だったので、医者からは余命宣告も。
僕が副業としてブログをしていた一年弱の間がちょうどその闘病生活と重なっていた時期だったので、僕はいつも猫の身体に良さそうなものを検索エンジンで見つけるたびにレビューを読み漁り、試していました。
しかし、本業をやった後でブログを書いて、週末もブログに多くの時間を使っていたので、家に居られるときにはいつも猫と一緒にいましたが、実際に猫と一緒に使えた時間はそれほど多くはなかったかもしれません。
そのときの優先順位は、猫>ブログ>本業 でしたが、実際に使っていた時間は、本業>ブログ>猫。
本業で9時〜18時という時間が決められているのが大きなストレスでした。
働き方を模索し始める
そして、僕が計画し始めたのが、ブログを本業にすること。
そのために必要な最低限の収入を確保するために、まず雇用保険の失業給付を使うことを考えていました。
さらに、派遣であれば退職理由は「自己都合」ではなく「契約期間の満了」となるので、給付がすぐに始まります。
次の職を探しながら、そして自営で始めるための準備期間としてでも、どちらでも失業給付受給の対象になります。
雇用保険が適用されるようになる時期に合わせて退職するようにすれば、当分の間はブログに集中することができるという予定で、その時期を待ちました。
そうすれば、できるだけ猫が不自由ないように一緒にいられる時間が増えると思っていたのです。
しかし、猫の寿命が訪れたのは、僕が退職をする時期の一月前。
猫の体調が悪化したときに次の日のお仕事をお休みにしましたが、亡くなる瞬間は一緒にいられませんでした。
このタイミングで僕は「働き方見直さないといけないな」と強く思うようになりました。
誰にでも起こりうる “優先順位を考えるタイミング”
こういうことって、誰にでも起こりうると思います。
特に会社で責任のあるポジションについている人にとって、そしてこれから役職が上がっていく可能性のある人にとって、そうでなくても簡単にお仕事休めないケースもあるかもしれません。
そういうときに自分の優先順位の通りに時間を使える人は、そこまで多くないのではないでしょうか。
急に1週間1ヶ月とお休みするというのは、サラリーマンという働き方をしていると現実的ではないと思います。
忌引休暇でさえも、僕が以前派遣で在籍していた大企業であっても5日程度です。
もう家族とか身近なものを犠牲にして仕事優先する時代でもないと思います。
僕はフィンランドに留学していましたが、北欧諸国と比べると日本ではまだまだ仕事が優先という共通認識はあると思います。
それでもこういうことを経験してしまうと、「自分のところに人生の手綱を手繰り寄せておく」ことの重要性に気づかされました。
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