僕がブラック企業で苦しんでいた頃からブログに出会って、ブログで成果が出ない中で考えてきたことを綴っていくシリーズ。
前回の、『仕事が辛くて泣く!?新人の僕が耐えられず”半うつ”になった会社員時代』では、僕が初めて就職したときから体調を崩すまでをお伝えしていきました。
今回は、会社の環境を専門家に相談、弁護士を頼って、次のキャリアをスタートするまでを綴っていきます。
「勇気を持って退職願を提出!しかし何かおかしい!」
このままここにいて罵声を浴びていたら、体調を崩していってしまう。
そういう気持ちを持った僕は、頑張って上司に話をして退職願を提出したのです。
しかし、それがなかったことにされてしまい、不信感と裏切られた気持ちに。
法律的には退職の意思を提出したら、期限の定まっていない労働契約なので、2週間経てば労働契約は終了することはわかっていたのですが、気を使ってしまう僕は当時円満に退職することを目指してしまっていたのです。
それから、最初の契約書に書かれていたことの数々が守られていない現実もあったり、
そういう裏切られたようなものが募って、毎日のように腹痛に襲われていたぐらい気持ちが限界に達していました。
「ついに専門家に相談」
その頃偶然雑誌で見つけたキャリア相談に申し込みをして、都内でキャリアの専門家(以下、N先生)に相談をしました。
そこで、パワハラの仕組みとそれをしている人は自分がパワハラをしていることを理解していないことなど解説されて現状をだいたい理解。
経営者のドロドロとした世界から自分の身を守ることが、今優先してやらないといけないこと。
「こういう世界だから割り切ってやらないといけないよ」というアドバイスを受けました。
しかし一方で僕は、「自分が辞めると今抱えている業務が他の人に回って同僚に負担がかかってしまう」とか「お客さんに迷惑がかかってしまう」とか、超真面目に考えてしまっていました。
しかし、コンサルのN先生から何度か電話がかかってきて、
「このまま続けて体調を完全に崩すと、もう働けなくなるよ」と長時間の電話で説得が。
「まだ始めて1年程度しかいない人がやっている業務なんてベテランの人がやればできるんだから」という、今は当たり前にわかることも、当時の僕は半信半疑で聞いていました。
業界でずっと経験してきた人だからわかることで、当時の僕にとっては「自分がやらないと」という変な責任感に囚われていたのです。
説得を受けた僕は、退職の準備を始めていきます。
「弁護士探しを開始!勇気を持って会社と縁を切る」
弁護士は探しはじめてから2人目で「この人にしよう」と決めました。
「もう関わらないでください」ということを会社へ文書で警告。
「直接連絡を取ったらその時点で法的に対処します」という対応。
半径数百メートルに近づいた時点で警察を呼んで逮捕してもらうという法的手続きができるのだそう。
この頃の僕はまだ、”会社の人と縁を切って毅然とした態度でいる” ということに申し訳なさを感じてしまっていて、今思うととても甘いことを考えていました。
人に気を使ってしまう僕にとっては、いくら怒鳴ったりして体調を崩してくる相手だったとしても、
完全に縁を切るのは気持ち的に辛いことでもありました。
そして心療内科へも行って、職場でされた対応や言われた言葉を時間とともにリスト化して見せると、「これはひどかったですね」とすぐ診断書を書いてくれました。
「とりあえず寝てください」という言葉も。
「もう失敗しないように 次のキャリアへ」
それからN先生とのキャリア相談は、「会社から自分を守ること」から「次へ進んでいくため」のコンサルへ移行。
N先生は、これからの時代で僕たちのような20代の世代がどうやってこの長い職業人生を歩んでいけば良いのか教えてくれました。
その中で一番大事なポイントだったのが、キャリアを進む上では「だんだんと良くなっていかないといけない」ということ。
N先生の指導のもと、まずは “最後にたどり着きたいゴール” を描いて、そこへ向けてステップアップをしていくという流れを描きました。
そこでポイントだった、ステップを踏んでいく中で「だんだんと状況が良くなっていくこと」。
それは、人間関係の負担や仕事量と責任の重さ、そして生きていく上では収入面でもステップを踏むごとに飛躍的に楽になっていくことも大事。
「何度もステップを踏んでいって最後にたどり着くゴールが、収入的にもある程度楽に暮らせるぐらいでないと気持ち的に頑張れないでしょ」ということを何度も言われました。
確かに、何年も頑張って下積みをして、転職をしてまた頑張って、最終的にたどり着くゴールが魅力的なものでなければ、今頑張れないです。
「僕普段は時給12000円でやっているからね」と言いながらも破格のコンサル料で懸命にアドバイスをしてくれたコンサルのNさん。
今でも感謝しかありません。
それでもなかなかそんな上手にいくキャリアは見つからないなあと思いながらも、
「またいちから見つけていこう」と思ったのでした。
ここからはゼロからのスタートで、
僕のキャリアを見つける旅が始まっていきます。
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